株式会社 dowonders

by dwo

Grey goo


コンピューターの進化というのは大きく分けて2つの方向性があるといわれています。

一つ目の進化は性能の進化
コンピューターの性能というのは日々進化していて、
色んな事が出来る様になっています。
例えば人口知能というのも性能の進化でしょう


そしてもう一つの方向性、それはサイズの進化です
1940年代に登場した初期のコンピューターは大きな部屋の中に図書館の本棚の様なところに多くの計算機が何個も設置されてた状態だったみたいです。
当時のコンピューターの処理能力は現在の
電卓よりも処理能力が低かったと言われています。

時代が進むにつれどんどんコンピューターは小型化していってるんですが、現代での小型化の最先端はもう僕達の世界では目に見えない世界にまで発展しています。

それはいったい何なのかというと
小型化の技術を結集させて作った”ナノマシン”というものがあります

ナノマシンっていったいどれくらい小さいのか
まずは1mは分かりますね、1mを1000/1にしたのが1mmですね
1mmをさらに1000/1にすると1μm(マイクロメートル)ってなります
そしてさらに1μm(マイクロメートル)を1000/1にしてやっとナノメートルになります(1nm)
1mの10億分の1がナノメートル(nm)に当たります

想像つきにくいと思いますんで身近なもので当てはめると
例えば人間の体の細胞とかは”マイクロメートル”の世界
それよりも小さいモノは何なのか?それは「ウィルス」です。これがナノの世界です。
つまりナノマシンはウィルスと同じ大きさの物と考えてOKです。

そんなモノが実際に存在しているのか?なんですが実際には2009年に名古屋大学の生田教授って方が光を使って加工して光の力で動くナノマシンを開発しています。
コレ自体は研究途上中ですが、人間の細胞に絶対存在しているATP(アデノシン三リン酸)このアデノシン三リン酸を動力源として動くナノマシンがが研究されていたりさらには血液から電気を発電する仕組みを研究するナノマシンが開発されていたり、さらにはそれを動力にするナノマシンも研究されてたりします。
こういうナノマシンが一体なんの為に作られているのか?
主には医療の為に研究されています、例えばナノマシンがどんどん発展していけば医療界が飛躍的に発展していきます。日本人の死因を占めている”ガン”があります
現在でも効果の高い抗癌剤というものが存在します。その抗癌剤はガン細胞に到達する前に効果が薄れていってしまうのですが、さらには他の正常な細胞にも影響を与えてしまい高確率で副作用を発動させてしまいます。
これが現在の抗癌剤の抱える問題でもありますが、実際に発表されたナノマシンの使い方で、ナノマシンに抗癌剤を載せて抗癌剤がガン細胞に到達した時に抗癌剤を放出する事によって正常な細胞に影響を最小限に抑える事が可能といわれています。

さらには将来的な話になってくるのですが、健康な人の体に事前にナノマシンを搭載させて走らせておいて、病原体が検出された時点で自動的に治療を始めてもらう、といった事も可能とされています。
いうなれば常に人間ドックを受けている状態です。
現段階では不可能と思える様な”体内病院”と言える様な事が実現可能とまでいわれています

ただ実際にナノマシンで病原体を処理するためには越えなければならない事があります、それは数です。

一つの例を出すと、例えばインフルエンザに感染したとして最初は一つの病原体だったとしても、次の日にはインフルエンザウィルスは100万個に増殖してるわけです。となると一つのナノマシンでは到底処理しきれないわけです。
すると必然的にナノマシンの数を作らないといけなくなりますが、この数のナノマシンを作るとなると膨大なコストと労力がかかってしまいます。
実はこれを解決する為にはナノマシン自体に自己複製機能を待たせる事でこの問題は解決出来ると考えられています。

自己複製機能とはどんなものかと言うと、
単純に言えば自分自身のコピーを作る能力の事になります。
通常の細胞が細胞分裂する様にナノマシン自体に体内の素材を使ってコピーを作る機能(プログラム)を持たせれば数の問題は解決できますし、そうすれば1日に100万個のナノマシンを作ることも現実的に可能となってくる訳です。
ただこの自己複製機能自体が恐ろしい危険性があるとも指摘されています。
その危険性とは・・それはシステムエラーです
この自己複製機能がシステムエラーを起こして暴走してしまう可能性があります。具体的にいうとシステムエラーによって際限無く増殖してしまうと人間の体を内側から食い破ってしまう事になります。自己複製機能は体内の細胞を使って増殖してますので中の細胞が無くなってしまうとやはり外に漏れだしてきます。
そうするとナノマシンと言っても見た目はウィルスと同じ大きさなので空気中に飛散します。ということは空気中に漂うウィルスと一切なんの変わりはありません。
そうなってしまうとまた違う人がナノマシンを吸い込んでしまって自己複製機能を増殖してしまうとまた同じ状態で事故が起こってしまいます。
そうなってしまうとナノマシン自体が新種のウィルスになってしまうわけです。
そもそもナノマシン自体に特効薬なんて存在しませんし検出できるかどうかも分からない
さらにはそのナノマシンが悪意をもった人間に扱われてしまったら、人間だけではなく人間が食べる物、家畜や草や木すべてにおいてナノマシンが食べ尽くして自己複製を繰り返してありとあらゆるものを食べ尽くしてしまう事になってしまいます。
実際にナノマシンが暴走して地球上のありとあらゆるを食べ増殖してしまったら地球上の生命体を食べ尽くすのは数時間で完了するといわれています。
そして自己複製をただただ繰り返すナノマシンが地球上のありとあらゆる食べつくしあの青かった地球が灰色のドロドロとした地球になっていくだけの状態になってしまいます。
実はこの灰色のドロドロとした地球の状態をグレイ・グー(Grey goo)と呼ばれ、実際の科学者がグレイ・グー問題として警鐘を鳴らしてたりします
人類が良くなる為に作られた物が、将来的に人類を滅ぼすキッカケになるかもしれないといわれています。
最先端技術、まだ見ぬ未来は危険と隣り合わせなんでしょうか。

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